ミルラ
Commiphora myrrha 樹脂系
ミルラは、古代エジプトでは、宗教的な儀式、ミイラづくり、湿疹治療のための軟こうなどに使われておりました。
このように、ミルラの用途は幅広く古代エジプトではなくてはならないものでした。
また、新約聖書ではイエス・キリスト誕生の際、フランキンセンスと共に捧げられた香りとしてミルラが登場します。
十字架につけられたイエスにミルラを混ぜたワインが手渡されたという話もありますね。
ギリシャの兵士たちも戦いに行く時には、ミルラを小ビンに入れてゆき、傷の出血を止めるのに役立てました。
科 名 カンラン科
抽出部分 樹脂
抽出方法 水蒸気蒸留法
ノ ー ト ベース
●注意事項
妊娠中や、生理中の使用不可です。
●心への効能
無気力な時や、落ち込みの激しい時に、悲しみや不幸で傷ついた心を癒やします。
気持ちを落ち着かせ、精神を研ぎすますことから瞑想によく使われる精油です。
●体への効能
気管支炎に良く、関節炎やリウマチなどさまざまな痛みを緩和します。
また、口腔と歯茎のトラブルに、有効で、口内炎や歯肉炎、歯槽のう漏、口臭対策に効果を発揮してくれます。
●美容効果について
保護特性に優れているため、組織の変質をくい止める働きをします。
皮膚の細胞を活性化させるため、傷跡や妊娠線のケア、ひび割れ等に作用します。